【犬がしゃっくりをする7つの原因】止まらない時は病気のサイン…?

「あれ?うちのわんこ、しゃっくりが止まらない…!」と困惑していませんか?

犬も人間同様、しゃっくりをします。しかし「犬」というだけでしゃっくりが重大な病気なのでは?と思いがちなため、飼い主さんは正しい知識と意味を知っておかなければなりません。

そこで、犬のしゃっくりの原因や考えられる病気についてまとめてみました!愛犬のしゃっくりに困惑しないためにも、ひとつひとつしっかりと確認していきましょう。

犬のしゃっくりはこうやって起きている!

犬のしゃっくりに特別な仕組みがあるわけではなく、そこは人間と同じで横隔膜が痙攣することで起きています。

しゃっくりは体内に溜まった空気やガスなどを外に放出する効果があるため、決して悪い現象ではないので安心して下さい。わかりやすく言えば「ゲップ」と同じような働きがあります。

しかしなぜ、横隔膜が痙攣するのでしょうか?これにはちゃんと理由があって、横隔膜が外部から刺激を受けるから痙攣するんだそうです。

しかも外部からの刺激は1種類だけではありません。犬の場合は、これからお伝えする「7つの原因」が主な理由となっているので早速見ていきましょう。

犬がしゃっくりをする【主な7つの原因】

犬がしゃっくりをする場合、主な原因は以下の7つの場合が多いと言われています。

  1. 早食い
  2. 餌の硬さが合っていない
  3. 冷たいものを食べたor飲んだ
  4. 誤飲誤食
  5. ストレスや運動不足
  6. 寒さに対応できていない
  7. 病気

この中でも1~6番は、とくに心配する必要のないしゃっくりです。しかし7番は重大な病気が潜んでいる可能性もあるため、できるだけすぐに動物病院で検査を受ける必要があります。

病気によるしゃっくりについては後述で詳しく解説していますので、そちらも併せて確認していただけたらと思います。

それではまず、1~6番のしゃっくりについてお話していきましょう。

【原因1】早食い

犬がしゃっくりをするときの原因として最も多いのが、フードの早食いです。

犬はよく噛まずに飲み込む習性があるため、横隔膜が刺激を受けやすいと言われています。横隔膜が刺激を受けると今度は呼吸のリズムが乱れ始めるので、次第にしゃっくりの症状があらわれるようになります。

神様
食後のしゃっくりが軽度であれば、自然に治まるので問題はない。しかしひどい場合は痙攣を起こすこともあるから、なかなか治まらない場合は注意が必要じゃ

対策方法

犬の早食いを止めることはなかなかできないので、早食いのクセがある場合は1回の食餌の量を少なくしてみましょう。こうすることで大量の空気を吸い込むのを防ぐことができます。

あとはドライフードに変え、ゆっくり食べてもらうのもひとつの方法です。時間をかけて食べられるよう工夫してみるといいかもしれませんね。

【原因2】餌の硬さが合っていない

餌の硬さとしゃっくりは、関係ないように見えて実は関係があります。

とくに柔らかい餌からドライフードへと変えた時にしゃっくりが起こりやすく、餌の硬さに慣れてくると次第にしゃっくりも出なくなるようになります。

これは胃が餌の硬さに対応しきれず、うまく消化ができないことが理由だそうです。

対策方法

餌の硬さが合っていない時は、犬もなんとなく食べづらそうにしている様子を見せます。そんな時はフードをふやかしたり、小粒で噛みやすいフードに変えてみるといいですよ!

神様
今までいろんなドッグフードを試したが、とくに小型犬にとってはドーナッツ型の小粒タイプのフードが一番食べやすそうじゃぞ。

【原因3】冷たいものを食べたor飲んだ

これは人間も同じで、冷たいものを食べたり飲んだりすると胃が冷えます。すると横隔膜が刺激を受けて、痙攣しやすくなります。これがしゃっくりの原因のひとつです。

対策方法

夏場の暑い日であっても、キンキンに冷えた氷水などを与えすぎないように注意しましょう。

【原因4】誤飲誤食

誤飲誤食をしてしまった場合にも、しゃっくりを起こすことがあります。

この場合すぐにしゃっくりを起こすのではなく、飲み込んでしまった異物が消化されず、胃酸とともに逆流を起こすときの刺激が原因でしゃっくりに繋がることがあるようです。

対策方法

犬の誤飲誤食は日常的に起こっています。これは飼い主さんが細心の注意を払っていれば未然に防げることなので、誤飲誤食しそうなものが置かれていないかを常に確認しましょう。

あとは、犬が食べてはいけない食べ物についても学んでおくことをおすすめします。

【原因5】ストレスや運動不足

ストレスや運動不足も、しゃっくりに繋がることがあります。

これはなぜかというと、精神的なストレスが呼吸を乱しやすくするからです。人間もストレスがかかっていると呼吸が浅くなりますよね。それと同じようなことが犬にも起きます。

不安や緊張などのストレス、疲労感などの交感神経の過剰な緊張がしゃっくりの原因になっているケースがあります。

また運動不足の場合は、過剰な体脂肪による呼吸器の圧迫などがあげられます。

対策方法

愛犬に過度なストレスを与えないためにも、スキンシップなどのコミュニケーション、適度な運動や散歩を毎日心がけるようにしましょう。

【原因6】寒さに対応できていない

犬種によっては、寒さに対応できず低体温症を引き起こす子もいます。うまく体温調節ができないと呼吸が荒くなるため、次第にしゃっくりが出やすくなると言われています。

また、温かい場所から急に寒い場所へ移動した時などにもしゃっくりが出やすいようです。

対策方法

冬が近づき始めたら、体全体を覆える毛布やブランケットを用意して寒さ対策ができるようにしておきましょう。

また、温かい室内から寒い外へ出る時は、犬用のジャケットなどを着せるなどして極端な寒暖差を感じさせない工夫も大切です。

しゃっくりが止まらないは病気のサインかも…!

さてここからは、病気によるしゃっくりについて解説していきたいと思います。

見分け方としては、しゃっくりが長時間続く、何日も続く、咳が伴う、嘔吐する、苦しそうにしているなどがあります。しかしこれはほんの一例にしか過ぎないので、明らかにおかしなしゃっくりをしている場合は迷わず獣医さんに診てもらって下さい。

それではまず、考えられる主な病気を見ておきましょう。

  • 消化器官の異常
  • 寄生虫の感染
  • 呼吸器疾患
  • 脳機能障害
  • てんかん
  • 心臓病

必ずしもこれらの病気に当てはまるとは限りません。しかしこれらは、しゃっくりが一つの症状として現れやすい病気とも言われているので覚えておくといいかもしれませんね。

それで早速、ひとつひとつ見ていきましょう。

消化器官の異常によるくしゃみ

食道、胃、腸などに何かトラブルがあると、症状の一つとしてしゃっくりが出ることがあります。考えられる消化器官の異常・病気は以下の通りです。

  • 食道炎
  • 胃炎
  • 胃潰瘍
  • 胃捻転など

中でも胃捻転は非常に危険な病気で、手遅れになると命を落としてしまうこともあります。とくに大型犬に起こりやすく、飲食後すぐの運動などがきっかけとなりやすいようです。

あとは食べた物がうまく消化されず、逆流することで起きるしゃっくりもあります。この場合は餌が体質に合っていないなど、与えている食事そのものに原因があることが多いようです。

神様
もしも愛犬がしゃっくりをしながら嘔吐をした場合、それは餌の量内臓に問題があるケースが多いぞ。嘔吐が2日以上も続くようであれば、すぐに動物病院へ連れていくことじゃ!

寄生虫の感染によるくしゃみ

寄生虫がお腹の中に感染していると、しゃっくりが起こりやすくなります。

この場合、元気がない、食欲不振、下痢、嘔吐、血便などの症状も見られるようになるので、すぐに動物病院で治療&駆虫してもらいましょう。この時にうんちも持参すると、検査がよりスムーズになります。

呼吸器疾患によるくしゃみ

しゃっくりの主な原因に呼吸器疾患があります。挙げられる病気は以下のとおりです。

  • 喘息
  • 肺炎
  • 肺がん
  • 気管支炎など

くしゃみとともに苦しそうにしている、咳が止まらないといった症状もあれば、呼吸器に何らかのトラブルがある可能性があります。

あまり放置していると呼吸困難に陥ることもあるため、異変に気がついたらすぐに獣医さんに診てもらいましょう。早期発見が命を救います。

脳機能障害によるくしゃみ

しゃっくりで最も気をつけなければならないのは、脳機能障害によるしゃっくりです。

脳に何らかの障害が起こると、神経や筋肉にうまく命令を出せずにしゃっくりが起こることもあるようです。とくに症状が長引く場合、脳梗塞脳腫瘍の疑いもあると言われています。

しゃっくりが何時間も止まらない、何度も繰り返すといった様子があれば、まずはかかりつけの動物病院に相談して検査をしてもらいましょう。

てんかんによるくしゃみ

てんかんも脳の病気の一つです。てんかんの初期症状の一つとしてくしゃみがあり、次第に痙攣、発作、泡を吹く、多量のよだれをたらすなどの症状も見られ始めます。

てんかんは意識がなくなるだけで、痛みや苦しみなどを感じているわけではありません。くしゃみのような痙攣を見た時は思わず動揺してしまいますが、発作が起きている間はそっと見守るようにしましょう。

大事なのは、てんかんが起きた時の様子をしっかりとメモすることです。獣医さんにとって、そのメモが重要な資料となります。

心臓の異常によるしゃっくり

心臓に何らかの異常があると、この場合もまた症状の一つとしてしゃっくりが出るようになると言われています。考えられる病気は以下のとおりです。

  • 心臓炎
  • 心臓肥大など
  • 心臓病
  • 心内膜炎など

心臓に負担がかかっていると咳が出たり呼吸が荒くなるため、しゃっくり以外にも呼吸の仕方がおかしい場合は必ず検査を受けるよにして下さい。

子犬のしゃっくりは心配しなくても大丈夫!

同じしゃっくりでも、子犬のしゃっくりに関しては深く心配する必要はありません。

なぜなら子犬は体が成長している段階にあるため、内臓の成長にともない横隔膜が痙攣しやすいからです。また、横隔膜そのものの使い方も未熟であることが理由になります。

ただし、子犬は消化器官もまだまだ未熟です。そのため消化器官のトラブルによるしゃっくりも出やすいため、様子がおかしい場合は餌を見直すなどの工夫もしましょう。

寝てるときのしゃっくりは「寝言」って本当なの?

これは結構あるあるなのではないでしょうか?うちのモコも、寝てる間に時々しゃっくりのようなものをします。

実はこれ、しゃっくりではなく寝言のようなものなんです!犬もどうやら夢を見るようで、寝てる間に「ひくっ」とか「ボワッ」といった寝言を言います。

ちなみにこれについては何も心配する必要はありません。睡眠中のしゃっくりだけなら、基本的に問題はないので安心して下さい。

犬のしゃっくりの止め方

あまりにも愛犬のしゃっくりが気になるようであれば、意図的に止めるのも一つの方法です。ただし止め方によっては愛犬の負担になることもあるので、ほどほどにしておきましょう。

よく行われるしゃっくりの止め方を、いくつか紹介しておきますね。

何かを食べたり飲ませたりしてみる

しゃっくりをしている間に、何かを食べたり飲ませたりしてみましょう。すると呼吸のリズムが整い、しゃっくりが止まることもあります。

みぞおちを優しくマッサージする

胃と肋骨の間にあるみぞおちを、手の平全体を使ってやさしく押したり撫でたりしてみましょう(強く押さないように注意!)。

すると横隔膜の痙攣が少しずつおさまり、次第にしゃっくりも止まり始めることがあります。

軽い運動や散歩をする

軽く体を動かすことで呼吸のリズムが整い、しゃっくりが止まりやすくなります。激しい運動をしなくても、軽く体を動かす程度で大丈夫です。

神様
「ワッ!」と驚かせるのも効果的という人もいるが、心臓の弱い犬には決してやらないようにな。心臓に負担がかかるのでおすすめできんぞ。
まとめ

愛犬のしゃっくりに動揺してすぐに動物病院へ駆けこむのは良くありませんが、こういった原因や病気の可能性もあるということを知っておくことは非常に大事なことです。

時には、しゃっくりが病気のサインでもある可能性もあります。急な異変に慌てふためかないためにも、定期的に健康診断を受けて愛犬の健康をしっかりと管理しておきましょう。

この記事のURLをコピーする