【犬が小刻みに震える7つの原因と理由】病気と判断する前に確認!

犬が震えていると思わず心配になりますよね…。しかし犬が震える理由は実にたくさんあるため、すぐに病気だと決めつけないことが大事です。

じゃあ一体どんな理由があるのか?ということで、犬が震える7つの原因を詳しくまとめてみました!

犬の震えを見極めるためには、飼い主さんの観察力と冷静な判断力が必要です。愛犬の健康を守るためにも、ぜひ参考にしていただければと思います。

「生理的要因」からくる震え

犬が震える時は、比較的この生理的要因からくる震えが多いです。うちのモコが震える時も大体これに当てはまりますね。

なので「犬が震えているな」と感じた時は、これからお伝えする原因に当てはまらないかをまず最初に確認しましょう。

【原因1】寒いから震える

人間が寒い時にブルブルと震えるように、犬も寒さが原因で震えます。あまりにも寒い状態が長い時間続くと、今度は低体温症を引き起こす恐れがあるので注意しましょう。

とくに季節の変わり目は、うまく体温調節ができずに震えている犬が多いです。中でも小型犬は熱の発散量が多いので、大型犬よりも寒がりの傾向にあります。

対処法

まずは室内が寒すぎていないかを確認します。犬の平均体温が37.9~39.9度なので、それ以上、それ以下になり過ぎないよう配慮することが大切です。

あとはブランケットやペット用ヒーターなどを利用して、常に温かい状態にしてあげましょう。

【原因2】恐怖・不安・警戒心からくる震え

どんなに強そうな犬でも、苦手な音・もの・人・環境を目の当たりにすると強いストレスを感じるものです。すると自然と体がブルブルと震え出します。

とくに花火や掃除機の音、自分よりも強そうな犬、マスクをしている人、地震や雷などに不安や恐怖を感じて震える犬は多いです。

対処法

犬が苦手とする対象物や環境をなるべく避けることで、余計なストレスを与えずに済みます。花火や工事の音などは避けようがないので、防音効果のあるカーテンなどを使用するなどして工夫してみましょう。

【原因3】興奮しているから震える

これも結構あるあるですね!犬は興奮をすると、目を大きく見開きながら全身をブルブルッと震わせます。

よくあるのが、美味しそうな餌をもらう瞬間や目の前にごちそうがある時。あまりにもジラされていると「くぅ~んくぅ~ん」と鳴きながら身震いしていることもあります。

あとは飼い主さんが帰宅した時に、あまりの嬉しさから興奮して震える犬もいます。

対処法

犬の興奮をわざわざ対処する必要はありませんが、あまりにも興奮しすぎる場合はちゃんとしつけた方がいいと思われます。

とくに食べ物を見てすぐ興奮するようであれば、「マテ」や「オスワリ」などのコマンドを身につけて落ち着かせると効果的ですよ。

【原因4】飼い主の気を引こうとして震える

「これは意外!」と思われたかもしれませんが、実は飼い主さんの気を引こうとして小刻みに震える犬もいるんです。

たとえば構ってほしい時。震えることで飼い主さんが優しくしてくれる、構ってくれると学習していると、何もなくても震えていることがあります。

対処法

とくに対処法はありません。あまりにも震えていることが多い場合は病気やケガの可能性もあるので、必ず獣医さんに相談しましょう。

「体の異変や病気」からくる震え

犬の震えは、必ずしも生理的要因に当てはまるとは限りません。体の異変や病気からくる震えも実際に多いので、その違いを見分けるのも飼い主さんの役目です。

もし震えが全然止まらない、下痢や嘔吐をしている、食欲がない、元気がないといった症状もあれば病気の可能性が高いです。すぐに動物病院で検査をしてもらいましょう。

【原因5】筋力の低下による震え

犬も人間と同様、高齢になってくると筋力が低下していきます。たとえ高齢じゃなくても、運動不足の犬も自然と筋肉量が低下しているので要注意です。

ちなみに、筋力が低下するとどうなるかご存知ですか?体をしっかり支えることができなくなるので、立っている時などにガクガクと震えるようになります。

すると、散歩直後に後ろ足が震えている、立っている時に全身が震えているなどといった様子が頻繁に見受けられるようになります。

対処法

筋力を低下させないためにも、毎日の散歩や運動は必須です。その上で、高タンパク質(動物性タンパク質)・低脂質・低炭水化物の餌を与えるようにします。

これを子犬のうちから続けていくことで、高齢になった時にガクンと筋力が低下することを防げます。

【原因6】痛みからくる震え

寝ているときに震える、リラックスしているときに震えるといった様子がある場合、何かの痛みによって震えている可能性があります。

気づかないうちにどこかケガをさせていたのかもしれませんし、あるいは骨折や脱臼をしているのかもしれません。

もし触ったり抱き上げようとした時に「キャン」と鳴くようであれば、間違いなくどこか痛いはず。ひどい時は、声をかけただけで唸ったり攻撃的になったりします。

神様
傷みによる震えはどの犬種でも起こり得る得ることだが、とくにチワワやトイプードルといった小型犬に多い傾向にあるようじゃぞ。
対処法

ケガの場合は、下痢や嘔吐などの症状を見せることがほとんどないので気づきにくいです。もしじっと固まって震えているようであれば、まずは体の異変を疑うようにして下さい。

そしてすぐに動物病院へ連れて行き、検査を受けるようにしましょう。連れて行く際は、無理に動かさないよう注意が必要です。

【原因7】病気による震え

ある特定の病気を患った場合、体が震えるようになります。目に見て震えていないように感じても、触ってみたら震えていたということも多いのが病気による震えの特徴です。

ただし特定の病気といっても幅広いため、いつもと様子がおかしいと感じた場合はすぐ獣医さんに診てもらって下さい。原因をすぐに特定できるものあれば、何度も検査を繰り返して病名を特定できるものもあります。

それでは、体が震えてしまう代表的な病気をいくつか紹介していきたいと思います。

感染症などによる「発熱」

先ほど犬の平均体温について少し触れましたが、基本的に体温が38~39度を超えているときは発熱している可能性が高いです。発熱する原因はさまざまで、風邪以外にも感染症や膀胱炎などがあります。

主な症状は病気にもよりますが、全身が震える、呼吸が荒い、咳込む、元気がない、食欲の低下、下痢、多飲多尿などが挙げられます。

考えられる病気
  • 気管支炎
  • 肺炎
  • 感染症
  • 膀胱炎
  • 熱中症
対処法

発熱している時はぐったりしていることが多いです。食欲もなく元気がない場合はすぐに動物病院へ連れて行きましょう。41度を超えると死に至ることもあります。

痙攣や発作を繰り返す「てんかん」

体が震える代表的な病気と言えば「てんかん」です。しかしこの場合、実は「震える」ではなく「痙攣」している特徴があります。

初めて見る人にはこの違いが分かりにくいため、てんかんだとは気づかないことも。なので病院へ連れて行ってはじめて、てんかんであることを知る飼い主さんが多いようです。

「てんかん」とは

てんかんとは、脳内の神経回路がショートしているために突然発作が起きる病気です。慢性の脳の病気で、何度も繰り返し痙攣や発作を起こします。

もし定期的に痙攣や発作を繰り返しているようであれば、脳に何らかの障害がある可能性が高いと言えます。

対処法

てんかんは急にガタガタ震え出して意識を失ったりしますが、慌てずにその姿を見守ることが大事です。意識がないだけで痛みや苦しみがあるわけではありません。

症状によって治療法が異なってくるため、飼い主さんは震えている時の様子や状況をしっかりとメモし、できるなら動画を撮って保存しておきましょう。少しでも材料が多いと診察がスムーズになります。

後ろ足が震える「特発性振戦病」

特発性振戦病は、柴犬や柴系雑種によく見られる病気です。10歳を過ぎた頃から、立ち止まった時にだけ後ろ足が震えるという特徴があります。

原因は不明ですが、神経の伝達がうまくいかないことで起きているのではないかと推測されているようです。治療法もいまだ確立されていません。

対処法

特発性振戦病は治療法がないため、日頃から軽い歩行運動をすると良いと言われています。無理に立たせっぱなしにすることは避けるようにしましょう。

誤飲誤食による「中毒症」

犬にとって中毒性のあるものを食べた、あるいは誤飲誤食をしたことが原因で、突然震えだすことがあります。

この時の特徴としては、痙攣のような震え、下痢や嘔吐、咳込む、泡を拭く症状が伴うことです。のどに詰まった場合は、舌の色が青っぽくなることもあります。

対処法

中毒症による震えは、放置すればするほど命の危険性が高まります。食べたものが残っているのであれば、それを持参してすぐに動物病院へ連れて行って下さい。

血糖値が下がる「低血糖症」

低血糖症は、血液中の糖分(グルコースが)少なくなることで起きる病気です。グルコースが減ると細胞へ十分に栄養が行き渡らなくなるため、激しい震えが起きるようになります。

軽い時は元気がない様子を見せるくらいでも、ひどい時は意識を失ったり失明することもあります。

また、子犬と成犬の低血糖症は原因が異なる場合が多いです。必ず獣医さんの指示の元で適切な処置を行いましょう。

対処法

たとえ血糖値を正常にコントロールできる犬でも、低血糖症になることはあります。日頃の食事で十分な糖を摂取することはもちろん、定期検診を受けて臓器の機能が低下してないかも常に確認するようにしましょう。

応急処置として、砂糖水や蜂蜜水をすぐに用意できるようにしておくといいですよ。

震えが起きやすいその他の病気

ほんの一例ではありますが、他にも以下の病気が原因で震えることもあります。

  • 尿毒症
  • 内分泌の異常
  • ジステンバー
  • 狂犬病
  • 破傷風
  • 低体温症

基本的に、震える以外の症状が見られる場合は病気の可能性が高いです。原因を勝手に特定するのは危険なので、迷わず動物病院へ行って検査してもらいましょう。

まとめ

私たち人間は痛みや症状を言葉で説明できますが、犬はそれができません。震える・痙攣する・嘔吐や下痢などの症状から、体の不調や異変を訴えることで精一杯です。

生理的要因からくる震えならとくに心配はいりませんが、それ以外の震えならすぐに獣医さんへ相談しましょう。

愛犬の異変にすぐ気づけるよう、できるだけ定期的に健康診断を受けることを強くおすすめします。愛犬が少しでも長生きするためにも大切なことです。

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