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腎臓サポート用の犬の餌!腎臓ケアのためのドッグフードとその選び方

腎臓の機能が衰えてきた犬にどのようなドッグフードや療法食を選べばいいのか…。

腎機能がひどく低下してきたシニア犬(老犬)や慢性腎臓病を抱えてる犬などには、これ以上腎臓に負担をかけないよう特定の成分を制限した食事が必要になってきます。

指定された腎臓に良いと言われるフードをすんなり毎日食べてくれればいいのですが、食欲の低下もあったりでなかなか思うように食べてくれないことも出てくるでしょう。

そこで今回は、腎臓ケアに選ばれているさまざまなドッグフードを紹介したいと思います。この記事を通して「こんな商品もあったんだ!」「これなら食べてくれるかも…」という新たな発見と参考になれば幸いです。

※この記事は、犬の管理栄養士が各メーカーの犬用の腎臓サポート系療法食を紹介する内容であり、特定のドッグフードをおすすめしたり、紹介する療法食での治療を推薦するものではありません。腎臓病に限らずですが、インターネットの情報だけを頼りに自身の愛犬の症状をどうこうしようとするのは大変危険です。必ず信頼できる獣医師に相談をし、その上で適切な対応をするようにして下さい。

まずは腎臓のはたらきについて知っておこう!

腎臓の代表的な役割は、血液中に溜まった老廃物を尿として排出することです。つまり、腎臓は「ろ過機」のような役割を持っています。

また、赤血球を作るお手伝い、血圧を調整するホルモンの賛成・分泌、ビタミンDを活性化してカルシウムの吸収を助けるなどの働きも併せ持っています。

腎臓の主要な組織は「ネフロン」と呼ばれ、このネフロンが障害を受けて機能しなくなってくると、血液中の老廃物を十分にろ過することができなくなり、有害な物質や水分が体に蓄積されていきます。

それだけでなく、赤血球が作られにくくなることから貧血が起きやすくなったり、ビタミンDが活性化されないことで骨がもろくなるなど、様々な障害が出てくるようになるのです。

そしてネフロンがさらに傷ついていくと、今までは見られなかった症状(水をたくさん飲む、尿の量が増える、嘔吐や下痢、尿毒症、脱水症状など)が現れ始めます。

一度障害を受けたネフロンは元に戻ることがありません。これ以上腎臓のダメージを拡大させないよう食事に気をつけるほか、早い段階から定期的に健康診断を受け、できるだけ早期発見をして腎臓病の進行を遅らせることが重要です。

【基本】犬の腎臓をいたわるドッグフードの選び方

腎臓病と診断されたら、これ以上ネフロンの損傷を拡大させないよう腎臓病に配慮した特別療法食へ切り替える必要があります。

また健康診断で腎臓に何かしら問題が見つかった場合、このようなフードに切り替えることで愛犬の健康管理に役立つこともあります(その時は必ず担当の獣医師に確認した上で使用するようにして下さい)。

そこでまずは、腎臓をいたわるドッグフードの選び方を紹介していきたいと思います。

リンが制限されている

リンは、骨や歯、細胞をつくる大切な栄養素で、体内で2番目に多いミネラルです。

健康な犬であれば体内の余分なリンを自然に排出できますが、腎臓の機能が弱ってくるとリンをうまく排出できません。それを知らずにリンを多く含む食事を与え続けると、体内にリンが蓄積され、さらに腎臓へ負担をかけて腎臓病を悪化させてしまいます。

実際に、リンを制限した療法食に切り替えたことで生存率が高くなることが研究の結果により報告されています。

犬が口にしやすい食材でリンを多く含むもの

肉の骨、牛肉レバー、鶏レバー、鶏ささみ、鶏もも肉、鶏むね肉、オートミール、とうもろこし、ビーフジャーキー、しらす干し、煮干し、まぐろ、いわし、あじ、わかさぎ、卵黄、うずらの生卵、カットわかめなど

これらはほんの一部で、さらにドッグフードに使われにくいレアな食材もありますが、手作り食を作る際に入れてしまいがちなので気をつけなければなりません。

ナトリウムが制限されている

腎臓は過剰なナトリウムを排出することで血圧の調整を助けます。しかし、腎臓の機能が衰えているとリン同様にナトリウムの排出もうまく行われません。

すると、体内にナトリウムが蓄積され血圧が上昇しやすくなります。高血圧は腎臓病を進行させてしまうので、ナトリウムを摂取する量も制限する必要があります。

ただし、ナトリウムの量を減らし過ぎると、水分調節ができなくなる、極度の疲労感、被毛の消失などの症状を引き起こしてしまうこともあるため注意しなければなりません。

タンパク質量が制限されている

「腎臓に問題のある犬には低タンパク食を」とよく聞くと思いますが、これは腎臓が摂取したタンパク質からの老廃物を排出する働きが弱っているためです。

つまり、タンパク質をたくさん摂り過ぎると腎臓の負担が大きくなるので、タンパク質量を制限して腎臓の負担を軽くする必要があります。

ただし、腎臓にやや問題がみられる段階で極端にタンパク質量を制限する必要はありません。尿毒症の兆候が見られたり、獣医師からタンパク質量を控えるよう指示が出たら制限します。

タンパク質の品質を見ることも大事!

良質なタンパク質は、体にとって重要な必須アミノがバランスよく含まれているほか、体内で分解される際に老廃物が出にくいことが分かっています。

カリウムが過剰に含まれていない

カリウムは体内で3番目に多いミネラルです。筋肉収縮の促進やタンパク質の合成と炭水化物の代謝などに関わっています。

もともとカリウムは体内に蓄えづらい栄養素なのですが、腎不全になるとカリウムの排泄がうまくできません。すると体内にカリウムが蓄積され、高カリウム血症を引き起こすこともあるため摂取量を制限する必要があります。

ただし、カリウムの欠乏は心臓障害腎臓障害を引き起こすこともあります。腎臓がまだ健康であれば、極度にカリウム摂取量を制限する必要はありません。

オメガ3脂肪酸が含まれている

腎機能をサポートできる栄養素としても有名なのが、オメガ3脂肪酸です。オメガ3脂肪酸には抗炎症作用があるほか、血圧のコントロールや血流改善などの働きがあります。

そんなオメガ3脂肪酸を日常的に適量摂取することで、腎不全の進行を遅らせることができると研究の結果により告されています(「犬および猫の慢性腎不全の栄養管理 」を参考)。

腎不全になると血流量が不足するほか、血圧も上昇します。オメガ3脂肪酸の血流改善や抗炎症作用がこれらのダメージを軽減するため、腎機能の保護に有効だと考えられています。

【11商品】犬の腎臓ケア・サポート用ドッグフード

現在使用している腎臓ケア・サポート用ドッグフードから他の商品へ切り替えされる際は、必ずかかりつけの獣医師に相談し、その上で使用するようにして下さい。
みらいのドッグフード 特別療法食J
みらいのドッグフード 特別療法食Jの特徴
みらいのドッグフード 特別療法食Jは、自然の森製薬が開発した国産の療法食です。タンパク質・リン・ナトリウム量を制限しながら、血糖値を上げにくい炭水化物を使ったり、36種類以上の漢方とマクロビ食材を用いるなどして、栄養の制限と供給のバランスを大事にしています。
価格 【通常】5,000円(1kg)~
【定期】4,000円(1kg)~
※1kg購入ごとに歯磨きパウダー1袋付いてきます。 
内容量 1kg、1kg×2~6袋
備考
  • 36種類の漢方薬使用。
  • マクロビ食材使用。
  • 耐熱性オメガ3脂肪酸使用。
  • 血糖値を上げやすい炭水化物不使用。
  • 低温・低圧製法。
アニモンダ インテグラプロテクト 腎臓ケア
アニモンダ インテグラプロテクト 腎臓ケアの特徴
アニモンダ インテグラプロテクトの腎臓ケアは、犬の慢性腎不全に対処するため、タンパク質とリンの含有量を減らした特別療法食です。穀物に敏感な犬にも与えやすいグレインフリーで、原材料はすべて人間の食用と同等レベルの食材のみが使われています。
価格 2,300円(700g)
7,800円(4kg)
内容量 700g、4kg ※ドライフードの場合
備考
  • 人間の食用と同等レベルの食材のみを使用。
  • 中国産原料不使用。
  • 人工保存料・着色料・酸化防止剤不使用。
  • 遺伝子組み換え食材不使用。
  • 大豆不使用。
デイリースタイル 腎臓サポート
デイリースタイル 腎臓サポートの特徴
デイリースタイルの腎臓サポートは、獣医師の宿南章先生が開発した国産の療法食です。タンパク質にはじっくりと30時間以上煮込んだ鹿肉と牛肉を使い、腎臓に負担をかけない量でタンパク質をきちんと吸収できるよう製造に工夫が施されています。
価格 【お試し】926円(300g)
【通常】3,686円(300g×2袋)~
【定期】3,243円(300g×2袋)~
内容量 300g×2袋、1kg、1kg×2~5袋
備考
  • ヒューマングレードレベルの食材を使用。
  • 合成着色料・保存料不使用。
  • 遺伝子組み換え食材不使用。
  • 中国産原材料不使用。
  • 低温1気圧製法。
  • 人間用のピュアオイルを使用。
ナチュラルハーベスト キドニア
ナチュラルハーベスト キドニアの特徴
ナチュラルハーベストのキドニアは、高度な臨床栄養学に基いて開発された腎臓ケア用食事療法食です。腎臓に負担をかけずにエネルギーを効率よく供給できるよう、脂肪には低コレステロールの植物油を、炭水化物には消化吸収性に優れたα化米が使われています。
価格 260円(100g)
2,700円(1.36kg)
5,000円(1.36kg×2袋)
9,400円(1.36kg×4袋)
18,500円(1.36kg×8袋)
内容量 100g、1.36kg
備考
  • 人工防腐剤・着色料・香料不使用。
  • 人間への使用が禁止された原材料不使用。
  • 全ての原材料とその原産国を公開。
  • 腸内の善玉菌を増やすプレバイオティクス配合。
FORZA10 リナールアクティブ
FORZA10 リナールアクティブの特徴
FORZA10のリナールアクティブは、加水分解タンパクを使用したイタリア獣医師認定の食事療法食です。腎機能や泌尿器の健康を維持するため、AFSタブレットと呼ばれるフィトケミカル成分を配合して器官の浄化と利尿作用・膀胱粘膜に働きかけます。
価格 320円(100g)
1,700円(800g)
3,600円(2kg)
9,800円(8kg ※中粒)
内容量 100g、800g、2kg、8kg(中粒のみ)
備考
  • イタリア獣医師会認定の食事療法食。
  • 無農薬・オーガニック・海洋汚染の少ない海の魚を使用。
  • 人工保存料・着色料・香料不使用。
  • フィトケミカル成分(植物栄養素)配合。
  • 加水分解された高品質なタンパク原料を使用。
ハッピードッグ サノN
ハッピードッグ サノNの特徴
ハッピードッグのサノNは、犬の慢性的な腎臓病・肝臓病に対処するため、良質なタンパク質を控えめに配合してカルシウムとリンのバランスを最適に調整した食事療法食です。原材料には人間用の食品と同等基準の食材が使われており、ナトリウム量も制限されています。
価格 2,268円(1kg)
10,584円(7.5kg)
内容量 1kg、7.5kg
備考
  • ドイツ・バイエルン州ベーリンゲンの自社工場で生産。
  • 人間の食品と同基準の安全な食材を使用。
  • 人工着色料・香料・保存料不使用。
  • 遺伝子組み換え作物不使用。
  • 副産物ミール不使用。
  • 大豆・小麦・砂糖不使用。
ブルー KS 腎臓サポート
ブルー KS 腎臓サポートの特徴
ブルーのKS 腎臓サポートは、犬の腎臓病に対応し、適切な量のタンパク質とカルシウム・リン・ナトリウムを含んだ療法食です。他の商品と違って一般販売はされていないため、購入の際はかかりつけの動物病院へ問い合わせとなります。
価格 公開されていないため不明。
内容量 900g、2.5kg
備考
  • グルテンを含む穀物不使用。
  • 酸化防止に自然派成分を使用。
ロイヤルカナン 腎臓サポート ドライ
ロイヤルカナン 腎臓サポート ドライの特徴
ロイヤルカナンの腎臓サポートは、犬の慢性腎臓病に対処するため、リンの含有量を制限し、タンパク質や必須脂肪酸の含有量を特別に調整した療法食です。さらにタンパク質量を制限した「腎臓サポート セレクション」もあります。
価格 1,885円(1kg)
4,265円(3kg)
9,406円(8kg)
※楽天価格参考
内容量 1kg、3kg、8kg
備考
  • 犬が好む香りで食欲を刺激。
  • 高消化性のタンパク質を適量配合。
ヒルズ プリスクリプション・ダイエット 腎臓ケア k/d
ヒルズ プリスクリプション・ダイエット 腎臓ケア k/dの特徴
ヒルズ プリスクリプション・ダイエットの腎臓ケア k/dは、犬の腎臓ケアをサポートするためにリンやナトリウムなどが調整された特別療法食です。適切なレベルの良質なタンパク質を配合により、犬が生まれもつ筋肉を生成する能力もサポートしてくれます。
価格 1,980円(1kg)
4,398円(3kg)
8,160円(7.5kg)
※楽天価格参考
内容量 1kg、3kg、7.5kg
備考
  • リンの調整と低ナトリウム量を実現。
  • 高レベルのオメガ3脂肪酸配合。
  • 高レベルのL-カルニチン配合。
  • 酸化防止に自然派成分を使用。
ドクターズケア キドニーケア
ドクターズケア キドニーケアの特徴
ドクターズケアのキドニーケアは、慢性腎臓病を抱える犬のためにリン・タンパク質・ナトリウムの含有量を特別に調整された療法食です。腎臓の健康維持に配慮してオメガ3脂肪酸を、そして腸内で発生する窒素性老廃物に配慮してフラクトオリゴ糖を配合しています。
価格 1,794円(1kg)
4,296円(3kg)
内容量 1kg、3kg
備考
  • オメガ3脂肪酸(EPA+DHA)を強化。
  • 可用性食物繊維(フラクトオリゴ糖)を配合。
ボッシュ ハイプレミアムスペシャルライト
ボッシュ ハイプレミアムスペシャルライトの特徴
ボッシュのハイプレミアムスペシャルサイトは、泌尿器系・消化器系・内臓障害を抱える犬のために、ミネラル分(リン、ナトリウム、マグネシウム)を減少させたドッグフードです(療法食ではなく総合栄養食です)。消化性の良い原料が使われています。
価格 2,268円(1kg)
4,644円(2.5kg)
17,280円(12.5kg)
内容量 1kg、2.5kg、12.5kg
備考
  • 総合栄養食。
  • ダイエット食としても対応可。
  • 人間が食する安全性が保証された素材のみを使用。
  • ドイツにある自社工場で製造。
  • 人工保存料・香料・着色料不使用。

犬の腎臓をケアするには食事療法がとても重要!

多くの飼い主さんが愛犬の腎臓による異変に気付けるのは、ステージ3に入った頃と言われています。

ステージ1の段階では臨床症状がまったく見られないため気づにくく、ステージ2になると多飲多尿が起きるものの、食欲もあって元気な子が多いのでなかなか気づけません。

そして、腎機能の低下がさらに進んでステージ3に入ると尿毒症が進行し始めます。さらに食欲不振、吐くなどの症状も見られるようになるため、この時に初めて愛犬の腎臓の異変に気づける飼い主さんが多いようです。

そのため、動物病院を受診した時には「慢性腎臓病」と診断されることも多く、そこから愛犬の腎臓病に対応した食事を与え始めるケースがほとんどになります。

基本的には、担当した獣医師がおすすめする特別療法食をまず与えるようにして下さい。しかし、食欲不振や療法食への抵抗から指定されたフードをなかなか食べてくれないことも多いですから、その時はフードを温めるなど工夫されてみるといいでしょう。

それでもまったく食べないとなると体に毒なので、必ず獣医師に相談したうえで、口コミなどを見て気になった他の腎臓ケアに良いドッグフードを試されてみるといいかもしれません。

慢性腎臓病はどんなに適切な治療をしても、ゆっくりと進行していく病気です。残念ながら治ることはない病気ですが、かかりつけの動物病院とよくコミュニケーションをとって定期的に診察を受け、その上で食事療法を取り入れて進行を遅らせてあげましょう。

  

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