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トイプードルの価格相場は?色・性別・種類によって値段も変わるの?

トイプードルをペットショップやブリーダーから引き取りたいと考えた時、気になるのは価格ではないでしょうか?

まず最初に申し上げておきますが、購入する時の価格だけ気にするのはやめておいた方がいいです。なぜなら、犬を飼うこと自体ものすごくお金がかかるからです。

そのことをちゃんと考えずにペットショップから犬を購入する人があまりにも多く、「経済的に苦しくなって飼えなくなった…」などの勝手な理由で手放す人が後を絶ちません。

ここではトイプードルの平均価格や値段の基準などについて解説しますが、安易な気持ちで購入する人を減らすためにも、最低限の注意事項を挟みながら話を進めていきたいと思います。

トイプードルを飼いたいと思ったら、まずはペットショップへ行く前に保護犬の里親になることも視野に入れてみましょう。犬の殺処分ゼロを目指して、私たちができることはたくさんあります。

まずはトイプードルの価格相場を他犬種と比較してみました!

犬種 価格の相場
トイプードル 15~30万円
チワワ 10~20万円
柴犬 5~20万円
豆柴 30~40万円
ミニチュアダックスフンド 10~30万円
マルチーズ 5~20万円
ポメラニアン 10~30万円
シーズー 5~20万円
ヨークシャーテリア 10~25万円
フレンチブルドッグ 15~25万円

まずはトイプードルの価格を他の人気犬種と比較してみました。

トイプードルは、飼いたい犬種ランキングで常に上位をキープするほどの人気ぶりです。そのため価格は他の犬種に比べて高く、また下がりにくい傾向にあります。

ちなみに私の知人が2019年の春にレッドのトイプードルをペットショップから購入しましたが、価格は約30万円ほどでした。

もしもここで示した金額よりも極端に低い場合、そのトイプードルは何か疾患やトラブルを抱えている可能性があります。

上記の相場と比べて明らかに安いなと感じたら、まずは安くなっている理由をブリーダーやペットショップの店員さんに納得いくまで確認するようにしましょう。

トイプードルの毛色によって値段が変わる理由とは?

トイプードルの毛色は実に豊富で、現在は約14色ほどが存在していると言われています。

その中でJKC(ジャパンケンネルクラブ)で公認されている毛色は11色になり、人気カラーの「レッド」がもっとも高い値段に設定されている傾向があるようです。

ただし、11色すべてがトイプードルの基本カラーではありません。

基本となる3原色は「ホワイト」「ブラック」「ブラウン」のみで、その他のカラーはこの3原色を元に生まれた中間色になります。

そして、同色内でも濃淡に差があったり、成長とともに色の抜け具合が異なるのもトイプードルの特徴です。

そんなトイプードルは「毛色によって値段が変わる」というのは有名な話ですが、果たしてその理由は一体何なのでしょうか?その理由を以下より見ていきましょう。

トイプードルの毛色による値段の違いの理由

あくまでも目安ではありますが、先ほどお伝えしたJKC公認の11色の値段を比較すると以下の通りになります。

被毛カラー 色のイメージ 値段(万円)
黒(ブラック)   15~25万円
白(ホワイト)   15~25万円
シルバー   20~30万円
レッド   20~30万円
アプリコット   20~30万円
クリーム   20~30万円
茶色(ブラウン)   20~30万円
カフェ・オ・レ   20~30万円
シルバー・ベージュ   不明
ブルー   20~30万円
グレー   不明

レッドをはじめとする人気色と希少カラーは、通常より5~10万円程度価格が高くなる傾向にあるようですね。その点、定番の白と黒は比較的安い価格がつけられています。

それでは次に、こういった毛色の違いについて詳しく見ていきましょう。

トイプードルの人気色は必然的に価格が高くなる!

ここ最近、レッドやアプリコットは非常に人気のあるカラーです。なので、レッドやアプリコットのトイプードルの価格を高めに設定するショップが増えてきました。

その一方で、そこまで爆発的な人気を誇っていない毛色のトイプードルは比較的安めに設定されています。

ところが、人気色だからと言って必ずしも価格が高く設定されているわけではありません。中には色素が薄い、毛量が少ないなどの理由から価格を下げられている子もいます。

基本的にトイプードルは、JKCで公認されている単色の被毛であれば20万円前後~の価格で販売されており、人気色であればそこから3~5万円ほど高くして販売をしているようです。

最近はレッドやアプリコットを飼う人が多いから、敢えてシルバー、それからブラウンなどを飼い始める人が増えてきているそうじゃぞ。

JKC公認外の「ミスカラー」や「パーティーカラー」は比較的安い!

ブラックやホワイトなどの単色ではなく、他の色が混ざったトイプードルのことを

  • ミスカラー
  • パーティーカラー

などと呼んでいます。

これらはJKCで公認されているカラーではないため、価格もそれなりに安くなるようです。ただし、色の映え具合がきれいだったりすると価格が高めに設定されることもあります。

トイプードルの価格は毛色以外にこんな基準も関係している!

ここまで毛色による価格の違いについて見ていきました。

次に知っておきたいのが、トイプードルの価格が決まる8つの基準です。

この基準は必ずしもすべてのブリーダーやペットショップに当てはまるわけではありません。あくまでもよくある基準の一例として参考にしていただければと思います。

トイプードルの価格を決める8つの基準
  1. 性別
  2. 年齢
  3. 毛の状態(毛質、毛量など)
  4. 種類
  5. 見た目(大きさや体格など)
  6. 血統
  7. 健康面
  8. 購入場所(ペットショップやブリーダー)

基準はブリーダーやペットショップによって異なるので、どんな基準で価格を決めているかは直接スタッフに尋ねてみるといいでしょう。

こういう細かいところまできちんと回答してくれるブリーダーやペットショップは、基本的に信頼しても大丈夫と言えます。

では早速、この8つの基準を1つ1つ詳しく見ていきましょう。

性別

これはトイプードルだけに限ったことではありませんが、血統のある犬はオスよりもメスの方が価格が高くなります。その差は約5~10万円ほどです。

メスの価格が高い主な理由
  • 繁殖のためにメスを販売側で残しておく必要がある。
  • メスの方が性格的に穏やか。
  • オスよりもサイズが小さめ。

こういった理由からメスの方が高めになりますが、性格が比較的穏やかで飼いやすいという理由からメスを選ぶ人が実際に多いようです。

年齢

これもトイプードルに限らずですが、子犬は必然的に価格が高くなります。

多くの人が犬を子犬から飼いたがる傾向にあり、価格を高めに設定しても売れやすいことが理由の1つとなっているようです。

しかし、なかなか買い手が見つからず大きくなっていくと価格はどんどん下がっていきます。そして買い手が見つからなかったトイプードルの多くは、保健所へ連れて行かれます。

こんなことが各ペットショップで起こっていても、ペットショップの生体販売を応援したいですか?という気持ちにさせられますね。ペットショップでの生体販売さえなくなれば、このような形で犠牲になる犬は少しでも減るのに…と常に憤りを感じています。

動物愛護法で、生後56日(生後8週)経過しない子犬の販売・展示・引き渡しは禁止されています。もしも生後56日以前のトイプードルがお店で販売されていたら、速やかに動物愛護センターや保健所に通報するようにして下さい。

毛の状態(毛質や毛量など)

トイプードルの被毛の状態は、毛色同様に販売価格へ大きく影響します。とくに以下のような被毛の子は、価格が高めに設定される傾向にあります。

  • 毛質がしなやか(柔らかすぎていない)
  • 毛量が多い

このようなトイプードルは、カットのバリエーションが豊富になります。そのため欲しがる人が多く、値段も2~5万円ほど高めに設定されているようです。

毛量が少ないからといって健康状態に問題があるわけではないので、とくにカットを楽しむ必要がない場合は毛量に左右されなくてもいいと思いますよ。

種類

プードルの種類 値段の相場 大きさ 体重
スタンダードプードル 35~45万円 45~60cm 16~25kg
ミディアムプードル 30~40万円 38~45cm 8~15kg
ミニチュアプードル 15~25万円 28~35cm 6~7kg
トイプードル 15~30万円 ~28cm ~4kg
タイニープードル 15~30万円 23~27cm 2~3kg
ティーカッププードル 20~45万円 ~23cm ~2.7kg

FCI(国際畜犬連盟)が認めているのは上の4種までで、下の2種は犬種として認められていません。

なので、下の2種であるタイニープードルやティーカッププードルは血統的にトイプードルの規格外サイズという扱いになります。

たまたま小さいサイズで生まれたからトイプードルよりも希少性があり、トイプードルの相場よりも高くなるということです。

見た目(体高やマズルの大きさなど)

毛色と毛質同様、販売価格に大きく影響するのが見た目です。この見た目にはいくつかの基準があるので、代表的なものをいくつか紹介しておきますね。

大きさ

トイプードルの中でも、比較的体の小さい子は価格が高めに設定される傾向にあります。中でも、タイニープードルとティーカッププードルは3~10万円ほど高くなるようです。

ただし、1つ注意しておきたいことがあります。

それは、タイニーやティーカップと言われて引き取っていても、成長したら実はトイプードルだったという事例がいくつも報告されていることです。また、体の小さいトイプードルは十分な栄養を故意に与えられていない可能性があります。

タイニーやティーカップは非常に人気で、多少高くても売れます。そのため、わざとトイプードルの食事を減らして体を小さくし、タイニーやティーカップとして販売している悪質ブリーダーもいるのです。

このような悪質業者に引っかからないためにも、購入する際は必ずブリーダーを訪問することじゃ。そして、飼育環境、親犬、他の犬たちの様子を見て、その上で引き取りたいトイプードルの健康状態などを細かく聞くようにしよう。

アンダーショット/オーバーショット

アンダーショットは下の歯が前に出ている状態、オーバーショットは上の歯が前に出ている状態のことを言います。

健康状態には何ら問題はありませんが、歯の噛み合わせが悪いというデメリットがあるため価格が安くなります。

マズルが小さい

最近はマズルが小さいトイプードルが人気のようで、マズルが小さい子は価格がやや高めに設定されている傾向にあります。

血統

血統書のあるトイプードルは、やはり必然的に価格も高くなります。

血統書といっても基準は様々で、基本的にはJKCが定める血統書の規定に当てはまるかどうかで価格は変わってくるようです。

規定の一例
  • 純血種である
    他の犬種や種類などが混ざることがなく、血筋がそのまま純粋に受け継がれてきた犬のこと。
  • スタンダードモデルである
    骨格や毛色など、その犬の特徴がはっきりと受け継がれた証明がある犬のこと。
  • 祖先の情報も分かる
    どれだけ質の良い犬であるかは祖先をたどると分かります。

この他にも、親犬がドッグショーでチャンピオン犬になったなどの経歴がある場合も価格は一気に跳ね上がります。その価格は約100~150万円だそうです。

健康面

そして販売価格を大きく左右するのは、健康面です。

良心的なペットショップでは「疾患」もちゃんと表記してくれていますが、売れ残りを避けるために敢えて疾患を表記しないお店もたくさんあります。

ちなみに、トイプードルに一番多いのは遺伝的疾患です。生まれながらにして病気を抱えてしまうと、それだけで5~10万円ほど安くなります。

これは治療費を飼い主さん側で負担する代わりに、こちらでは安く販売しますよという意味も込められているんだそうです。

だから見た目や色だけで判断して購入するのではなく、必ず健康状態を細かく調査した上で購入すると後々トラブルを防げますよ。

極端に安い場合は、何かしら理由がある場合がほとんどじゃ。何か病気を患っているのか?何か異常があるのか??など、とにかく詳しく聞いておくことをおすすめするぞ。

購入場所(ペットショップやブリーダー)

ブリーダー 値段の平均 ペットショップ 値段の平均
プードルライフ 20~30万円 Coo&RIKU 16.6万円
みんなのブリーダー 28万円 ワンラブ 19万円
ブリーダーワン 34.2万円 ペットショップのコジマ 27.9万円

上記を元に計算すると、ブリーダーから購入する場合の平均価格は約29万円、ペットショップの場合は約21万円となります。

ペットショップの場合、新規店のオープンやリニューアルなどで「限定価格」などがあり、全体的な平均価格が下がることもあります。

トイプードルを買う場合【生涯費用】はどれぐらいになるのか?

ここからは、トイプードルを購入する際に想定される初期費用・年間コストを計算し、最終的に生涯どれぐらいの費用がかかるのかを計算していきます。

そもそも犬を飼うこと自体とてもお金がかかるので、購入価格だけを調査することはおすすめしません。

とくにトイプードルは思っている以上に費用がかかります。それを知らないと「こんなはずじゃなかった…」になり兼ねないので、これからお伝えするおおよその生涯費用は絶対に知っておきましょう。

トイプードルの購入時にかかる初期コストは?

項目 費用 備考
生体代 15~30万円
畜犬登録料 3,000円 地域によって前後
狂犬病ワクチン 3,500円 証明書の発行手数料込み
健康診断 3,000~20,000円 内容・病院によって異なる
ドッグフード 500~5,000円 前日までに用意
食器(餌用・水用) 1,000~3,000 前日までに用意
トイレ 1,000~5,000円 前日までに用意
避妊・去勢手術 10,000~40,000円 病院・内容による
ブラシ 1,000~4,000円 近々に用意
ケージやサークル 5,000~30,000円 近々に用意
ベット 2,000~20,000円 毛布や布団でも可
キャリー 3,000~10,000円 近々に用意
首輪・リード 1,000~10,000円 近々に用意
爪きり 1,000~2,000円 近々に用意
おもちゃ 500~2,000円 ぬいぐるみでも可
合計 185,000~439,000円

トイプードルを迎え入れる際、最初にかかってくる金額は上記の通りとなります。

できれば、ドッグフード・食器(餌と水別々に用意)・トイレはトイプードルを迎える前日までに用意しておきましょう。

ただし、ドッグフードはいきなり違うものを与えると消化不良や下痢・嘔吐の原因となります。必ずペットショップやブリーダーに何を与えていたのかを確認し、環境に慣れるまではできるだけ同じものを食べさせるようにしましょう。

それと犬用グッズやドッグフードに関しては、購入する場所や質によっても大きく変わってきます。上記の費用はあくまでも目安として参考にして下さい。

【去勢やトリミングはいくら必要?】トイプードルにかかる年間費用

項目 年間費用 備考
狂犬病ワクチン(1回/年) 3,500円 必須
ワクチン(1回/年) 5,000~10,000円 推奨(病院・内容によって変わる)
健康診断(1回/年) 3,000~20,000円 推奨(病院・内容によって変わる)
ノミ・ダニ予防薬(1回/月) 10,000~20,000円 推奨(病院・内容によって変わる)
フィラリア予防薬(蚊が出る時期だけ) 5,000~15,000円 推奨(病院・内容・体重によって変わる)
トリミング費用 60,000~120,000円 月5,000~10,000として
ドライフード 12,000~50,000円 月1,000~5,000円として
ウェットフード 36,000~60,000円 月3,000~5,000円として
おもちゃ 12,000~24,000円 月1,000~2,000円として
消耗品 20,000~50,000円 トイレシートやリードの買い替えなど
合計 166,500~372,500円 /年

上記を元に平均金額を出すと、だいたい年間で25万円ほどになります。

トイプードルが他の犬種と大きく違うところは、月1回のサロン通いが必要というところです。サロン費用を抑えるために2~3ヶ月間隔で通われる方もいますが、お手入れ不足は皮膚病や毛のもつれの原因となりやすくなるため注意しましょう。

また、万が一、病気になった場合には上記以外にも治療費が発生します。突然体調を崩した場合のことも考えてペット保険に加入する方もいるので、その際は上記とは別費用となります。

【そんなにかかるの!?】トイプードルにかかる生涯費用はこれ!

生涯費用

240万円~300万円 + 病気の際の治療代

平均寿命は14~17歳と言われていますので、トイプードルの生涯費用は「240~300万円+病気の際の治療代」ということになります。

一般的な小型犬の生涯費用が治療費も含めて300万円程度と言われることが多い中、トリミングが必要なトイプードルはどうしても高めになってしまいます…。

病気での通院や手術などで「1回10万円、20万円かかってしまった…!」なんて話も決して珍しいことではありません。実際に私の愛犬も、良性脂肪種の摘出手術で約10万円ほどかかっています。

そういった万が一のために、病院代を毎月貯めておくか、先程チラッとお伝えしたペット保険の加入を検討した方が良いかもしれませんね。

犬を飼うということは、これだけのお金がかかって当然だと思うことが大切です。経済的に余裕がない人は、本当に最後まで責任をもって買い続けることができるのかをしっかり考えた上で飼うようにしましょう。

まとめ

トイプードルを購入する際、毛色や見た目を重視する方がほとんどだと思われます。

しかし、一番大事なのは直感です。だから必ず触れ合うようにして下さい。この子とは相性が良さそう、この子とはうまくやっていけなそうというのは直感で分かるものです。

それと、もしペットショップからトイプードルを購入しようと考えているのであれば、まずは保護犬を視野に入れてみませんか?

保護犬を引き取ることを選択肢に入れれば、購入する時の費用が他のことに回せます。餌代、ケージ代、リードや首輪代、ワクチン代など…これからトイプードルに発生する費用の負担が少し楽になりますよ。

どこから引き取るかは個人の自由ですが、トイプードルは必ずしもペットショップから購入するものではないということを頭の片隅にでも入れていただけたら嬉しいです。

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